月刊「矯正臨床ジャーナル」、「小児歯科臨床」、関連図書を通じ最新の臨床情報をお届けいたします。

オーラルバイオメカニクスを考慮した歯周矯正治療

オーラルバイオメカニクスを考慮した歯周矯正治療

 歯周における包括診療に求められる検査・診断分析法や咬合・歯周組織の知見を各科の専門医と共有することや、臨床課題の共有など、多岐にわたって述べられている。

編著 不島健持
著 児玉利朗、小林 優、田村利之

カテゴリー 矯正歯科関連図書

価格 ¥11,000- (本体¥10,000+税)

発売月 2023年7月

サイズ A4 / 240ページ (ISBN 978-4-88700-098-8)

 「オーラルバイオメカニクスを考慮した歯周矯正治療」の発刊が共著者の先生方のご協力の元、実現した。歯周病や咬合崩壊が顕著な症例では、包括診療に矯正治療が組み込まれることがある。包括診療には、検査・診断分析法や咬合・歯周組織の知見を各科の専門医と共有し、臨床課題を共有することが求められる。
他専門領域を理解することは、包括診療の実践だけでなく、自身の専門性を深めるために重要である。本書が歯科医療の発展に少しでも貢献できれば幸いである。
(本書「はじめに」により抜粋・要約)

1章 歯周病と矯正治療
2章 歯周組織に対する矯正治療の影響
3章 歯根膜のバイオメカニクス
4章 歯周組織・歯周病の基本と臨床
5章 機械的外力に対する歯周組織の応答
   ―動物実験モデルによる論文的考察―
6章 歯周組織の診査と咬合管理
7章 歯周矯正治療
8章 歯周組織管理の重要性を認識した成人矯正治療
9章 歯肉退縮と矯正治療
   part1:歯肉退縮の診査・分類
   part2:矯正治療と歯肉退縮
   part3:Digital modelを使った診査
10章 歯周病による病的な歯の移動
11章 歯周組織の矯正治療
12章 保定における歯周組織の管理
13章 顎口腔機能を考慮した口腔管理