月刊「矯正臨床ジャーナル」、「小児歯科臨床」、関連図書を通じ最新の臨床情報をお届けいたします。

スマイルデザインを考慮した審美的矯正治療

スマイルデザインを考慮した審美的矯正治療

 咬合および側貌の改善に加え、患者がより美しいスマイルを獲得できるように、上顎前歯の歯の配列をエステティック(審美的)プロポーションに仕上げることを目標とした治療計画を立案し、実施する。
多くの患者さんが矯正治療後に自信をもって笑え、美しいスマイルを獲得できるようになるために、本書がほんのわずかでも役に立つことを願っている。

著者 橋場千織

カテゴリー 矯正歯科関連図書

価格 ¥7,700- (本体¥7,000+税)

発売月 2023年1月

サイズ A4 / 112ページ (ISBN 978-4-88700-095-7)

 今や美しいスマイルの獲得は、矯正歯科治療において重要な要件となっている。
多くの症例や海外の有名矯正医の症例を検討した結果、上顎前歯の6前歯の並びにおいて側切歯1に対して、中切歯が1.41、縦横幅 縦1に対して横が0.75〜0.8になる配列こそが美しいと感じる歯のプロポーションであるという研究に至った。
そして上顎前歯の歯の配列を、1:1.14 というエステティック(Esthetic、審美的)プロポーションに仕上げることを目標とする矯正治療は、ブラケットポジション、トルク、アンジュレーションや歯列弓の形態のすべてに関わってくると理解できると、大変重要で難しいことがわかる。
症例編では、咬合および側貌の改善に加え、より美しいスマイルを獲得できるように、上顎前歯の歯の配列をエステティック(審美的)プロポーションに仕上げることを目標とした治療計画を立案し、IPRやカンタリングを実施した症例を詳説している。
多くの患者さんが矯正治療後に自信をもって笑え、美しいスマイルを獲得できるようになるために、本書がほんのわずかでも役に立つことを願っている。
(本書「はじめに」により抜粋・要約)