月刊「矯正臨床ジャーナル」、「小児歯科臨床」、関連図書を通じ最新の臨床情報をお届けいたします。

スペシャリストが指南するスマート導入マニュアル  マイクロスコープノート

スペシャリストが指南するスマート導入マニュアル マイクロスコープノート

マイクロスコープからのさまざまなギフトを十分に享受できるよう、
その導入目的と有用性、適用範囲、操作技術の習得などを体系づけて解説。

著者 磯崎裕騎

カテゴリー 小児歯科関連図書

価格 ¥3,800- (税込み¥4,180-)

発売月 2017年5月

サイズ A4判 / 64ページ (ISBN 978-4-88700-084-1)

 マイクロスコープのようにすばらしい医療効果をもたらす道具には今まで出会ったことがありません。これほどの可能性を秘めたマイクロスコープなのに、その普及率は、20年も経った今も、わずか6%という低い数値に留まっています。

 その背景には、長年の経験や勘などという、あまり科学的とはいえないアプローチや、昔ながらの伝統的な治療を繰り返す歯科界の体質もあるのではないかと思います。

 同様に、マイクロスコープも器用な先生や勘の良い先生だけが使いこなしていて、体系づけられたテキストブックが存在しないために、ごく普通の先生がマイクロスコープのさまざまなメリットを十分に享受できていないのではないかという思いが、ずっと続いていました。 

 月刊「小児歯科臨床」に「顕微鏡歯科への誘い」というシリーズタイトルで執筆する機会があり、その少なからぬ反響に驚きました。その多くは、マイクロスコープを導入を考えているのだが、その有用性、適用範囲、操作技術の習得などに関する情報がほしいというものでした。それがきっかけとなり、今回、一連の連載を再構成、加筆修正してひとつの読み物としてまとめてみました。

 この冊子が、これからマイクロスコープを導入しようとする先生方にとって少しでもお役に立てば幸いです。

本書「はじめに」により抜粋・要約